続こんぶの日記 KOMBU's diary from Sydney

フローレンス・ナイチンゲール その1

2010年5月25日(火)

パリのあとにロンドンを訪問した。ロンドンというと、天気が悪くうつ病の人が多い街、というイメージがあるが、幸い滞在中は晴天が続いた。パリに比べてると何かと合理的な街という印象があるが、人々の話すBritish English accent (イギリス英語)やFish and chips、ミュージカルなどを堪能したり、ロンドン滞在を楽しんだ。

夫が、ヘンデル博物館に行っている間、“クラッシック音楽イコール催眠剤”の私は、ナイチンゲール博物館に行って来た。テムズ河にかかるウェストミンスター橋を渡り、セントトーマス病院に入る。世界で初めての看護学校が、ここで創設されたはず・・・とあやしい記憶をたどった。

病院は、大学病院のように大きかったので、ペンキの桶を運んでいた作業員らしきおじさんに、博物館の場所を訪ねた。そうしたら、おじさんは、わざわざ博物館まで私を連れて行ってくれた。ここの病院は、世界でも有名ですよね、私は日本から来ました、と挨拶をしたら、おじさんは少し誇り高そうに笑ってくれた。

博物館は、病院の隅っこにひっそりと建っていた。入館料を支払うと、聴診器の形をした音声ガイドを貸してくれる。中に入ると、想像していたよりもたくさんの人がいた。みんなが聴診器をつけているので、へんな風景でもある。ナイチンゲールは、生涯に渡って公衆衛生の改善と近代看護の発展に力を注いだ。"Nursing is an art; 看護は芸術である”という言葉は有名である。

ナイチンゲールと言えば、ナイチンゲール誓詞である。私が看護学生の時には、戴帽式というのがあった。初めての看護実習を終えて、看護師を志すことを改めて決意した学生たちが、先生たちからナースキャップを受け取るのである。ナイチンゲールがランプを持って夜な夜な病室を回ったということから、その式でもろうそくが灯され厳粛な雰囲気であった。今でこそ、ナースキャップは、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の温床だと廃止されているが、あの当時は、ナースキャップは、ナースの象徴だったのだ。

そうして、無事にナースキャップを受け取った後に、ナイチンゲール誓詞「病める人々のために、我はその身を生涯看護に捧げん・・・。」のようなことを皆で誓う。当時アルバイトで忙しかった私は、その長い誓詞を式までに暗記できなくて、口ぱくで臨んだ。隣に立った友人に「こんぶは口ぱくだったでしょ。」とばれて、冷や汗をかいたのを今でも覚えている。

つづく



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by gonzalesK | 2010-06-18 18:45 | Holidays

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