続こんぶの日記 KOMBU's diary from Sydney

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がんばれ Made in Japan

2010年2月24日(水)

昨日は、私たちのシドニーでの結婚記念日だった。その日の夜、買って1年も経っていない韓国製の冷蔵庫が壊れた。多少値が張っても、やっぱり日本のものを買えば良かったね、と夫と話していた。

医療英語コースが始まって、早3週間目に入る。同級生のイラク人の医師は、とても親日家で「すべての日本人と日本製品はすばらしい。1980年代、イラク中に Made in Japan の電気製品が溢れていたけれども、今でもまだ使えるほどに質が良い。日本人が大好きだ!」と熱く語る。

彼は、私の電子辞書を目をきらきらさせながらのぞき、「日本の製品は美しいね!」という。私が、これはMade in China だよ、というと、「しかし、中の小さいパーツは日本で作られているに違いない!」というので、私はきっと中もMade in Chinaだよ、とは言わずに「そうかもね。」と答えておいた。

Made in Japan もしくは、日本のブランドの高い信頼が、伝説となる日がやってこなければいいなと思う。特に、TOYOTAのリコールの問題は、(まだ)影響を受けていないオーストラリアでも大きくとりあげられている。オーストラリアでも日本車への信頼は厚く、TOYOTA のPriusは、Japanese Mercedes Benz と、HONDAの車はJapanese BMW と言われているらしい。

私は、車のことがわからないので、TOYOTAのニュースもさほど気にしていなかった。しかし、最近になって、TOYOTAのニュースは、ラジオや新聞のニュースなどで、Health issue (健康問題)に分類されるようになっており、どうして健康問題なのかなと気にするようになった。今日、米国の議会公聴会で涙ながらに被害を訴える女性の話などが報じられて、そうか、これはもうPTSDとか交通事故に関連するpublic health (公衆衛生)の問題なのだなと思った。

シドニーでテレビを見ていると、世界一の自動車会社、"Safe, reliable, fuel efficiency(安全性、信頼性、燃費が良い) "のTOYOTAの車がなぜこんなことになったのか、FordとかGMだったらわかるけど、とオーストラリア人が素朴に疑問を持っていることがわかる。

お上の問題はさておき、末端で働くTOYOTAのひとりひとりの技術者は、きっと素晴らしい技能を持った人たちなのだと思う。どうか、がんばってほしい。オリンピックより、こちらを応援したいくらいだ。(こちらでは、オリンピックの報道が日本のそれと比にならないほど少ないので、バンクーバーで何が起こっているか把握できていないけれど)

それにしても、会社名は、TOYOTAなのに、なんで創設者の孫の現社長さんは、Toyoda なのだろう。鋭いイラク人のクラスメイトに、そのあたりを質問されそうだけれど、わからないな。
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by gonzalesK | 2010-02-24 15:25 | Life in Sydney

Island home

2010年2月6日(金)


オーストラリアの歌手、Chiristine Anu はアボリジニだ。マーク先生が私たちに紹介してくれる歌は、だいたいがちょっと古くて懐メロ系だ。しかし、すでに懐メロ世代に突入した私の耳には心地よく響く。きっと、韓国(日本?)のアイドル東方神起たちに夢中な若い中国人やペルー人の同級生たちには物足りないかもしれないけれど。(ペルーでも彼らは大人気みたいだ。彼らについていろいろ質問されたけれど、全く答えることができなかった。)

マークが紹介してくれた 彼女の Island home という歌は、もともとパプアニューギニアとオーストラリアの国境のケープヨーク半島出身の彼女が、海の美しい故郷を思って歌ったものだという。日本の島唄に通じるものがあるかもしれないと思ったけれど、意外にももっとポップな感じだった。

Island home - Christine Anu

Six years I've been in the city
and every night I dream of the sea
They say home is where you find it
Will this place ever satisfy me
For I come from the salt-water people
We always live by the sea
Now I'm down here living in the city
with my man and the family

My island home
It's waiting for me


http://www.youtube.com/watch?v=koTfcRaLIqs

(you tube で見ることができます。とにかく美しい女性です。)

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by gonzalesK | 2010-02-07 00:24 | Life in Sydney

ごめんなさい

2010年2月5日(金)


一般英語を学ぶ最後の週は、オーストラリアの先住民族、アボリジニがトピックだった。オーストラリアに移住したからには、これだけは知っておかないとということを先生たちが熱心に語ってくれた。

特に、1890年から1970年代まで国をあげて、アボリジニの子どもたちを白人のように教育する白人同化政策が施行されていた。子どもたちは、その意志に関わらず両親から引き離され、“保護”という名の目的でキリスト教会や、白人のもとへ養子に出された。この世代の人たち、数万人の人々は、“stolen generation - 盗まれた世代" と呼ばれている。強制的に養子に出され、幸せに暮らしたアボリジニの人は、ごく少数だという。多くの人が、奴隷のように扱われたり、性的虐待を受けたりしたという。

オーストラリアの人権団体は、stolen generation の人々に聞き取り調査をし、政府に公式な謝罪を長年要求し続けていたが、それがかなうことはなかった。しかし、2008年に労働党政権が発足すると、ラット首相は正式に人々に謝罪をした。

ラット首相は、40分にもおよぶ謝罪のスピーチを国会で行った。先生は、その日は、全オーストラリア国民がテレビを見ながら興奮し、先生自身もスピーチを聞きながら涙が止まらなかったと言っていた。先生は、私たちにスピーチのビデオを見せてくれた。私はビデオを見ながら、英語と日本語の違いなのか、ここまで実直に謝罪する首相はすごいなと思った。政権が変わっても、日本の政治家は、ここまで素直にアイヌの人々に公式謝罪をできないだろう。

「------- For the pain, suffering and hurt of these stolen generations, their descendants and for their families left behind, we say sorry. To the mothers and the fathers, the brothers and the sisters, for the breaking up of families and communities, we say sorry. And for the indignity and degradation thus inflicted on a proud people and a proud culture, we say sorry.--- ;

盗まれた世代の痛みと苦悩、その子孫の人々や家族の方々に謝罪します。そのお母さんやお父さん、兄弟姉妹、家族やコミュニティを破壊された人々に謝罪をします。また、誇り高い人々、誇り高い文化を破壊し、侮辱し深い苦しみを与えたことを、謝罪します。---」

また、ラット首相は盗まれた世代の一人の女性と会って、話を聞いたことをスピーチで述べていた。1930年代、4歳のときに彼女は、家族と引き裂かれ教会で暮らし、それから両親に会うことは一生涯なかったという。

「--- I asked Nanna Fejo what she would have me say today about her story. She tought for a few moments then said that what I should say today was that all mothers are important. And she added: Families- keeping them together is very important. It's a good thing that you are surrounded by love and that live is passed down the generation. That's what gives you happiness. Hers is just one story....

その女性に、私たちに何か言いたいことがありますか、と問いかけました。その女性は、少し時間をおいて、このように話してくれました。“お母さんというのは、もっとも大切な存在です。そして、家族が一緒にいることが大切です。お母さんの愛が子どもたちへ、またその子どもたちへと世代をつないでいく。人々は、こうして幸せになるのです。私は、家族を引き裂いた人々を許します、私のような物語は、万とあるでしょう。”---」

謝罪と保障が伴わないとか、いろいろな批判もあるけれど、公式謝罪がオーストラリアの歴史に新たな1ページを刻んだことは間違いないようだ。



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by gonzalesK | 2010-02-05 15:27 | Life in Sydney

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