続こんぶの日記 KOMBU's diary from Sydney

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HIROMI THE TRIO PROJECT CITY RECITAL HALL

2016年6月11日(土)

シドニーのRecital Hallで開催された上原ひろみのコンサート
HIROMI: The trio project: Featuring Anthony Jackson & Simon Phillips に行ってしまった。

自称音楽通の夫は、音響が良いことで有名なRecital Hall には行きたいようだったが、テクノジャズっぽい上原ひろみには、それほど興味を頂かなかったらしい。
なので、土曜日の夜のベビーシッターを申し出てくれた。

私自身は、10年くらい前に知人に勧められて、上原ひろみのCDを購入し、聴いてみたものの、あまりぴんとこなかった。でも今回は、世界で活躍する日本人を応援したい、わざわざシドニーに来てくれるなんて!という気持ちもあった。

座席は、舞台から3列目で、舞台の臨場感をたっぷり味わえることができた。隣に座ったのは、エスト二ア人の女性だった。彼女もひとりでコンサートに来ていた。「HIROMIは日本でも有名なのか?」などという会話を彼女と楽しみ、「自分の出身国のアーティストがシドニーに来ると、私もごひいきにしちゃうわ。」と私の気持ちを汲み取ってくれた。

コンサートは、上原ひろみの力強いピアノと、それに負けないベースとドラムのセッションから始まった。隣の女性も "a lots of strength and energy!"とため息をついていた。音楽は、ド素人の私だが、上原ひろみのパフォーマンスを見て、感じたこと。。。ピアノって指ではなくて、身体で弾くの?ということだ。全身髪の先から、つま先まで使ってピアノを操っている感じだ。そして、アスリートのような彼女の動きに、瞬きをするのも惜しいと思わせるほどだ。まさに、ピアノの神様が降りて来た感じを味わう。

数曲弾いた後、会場は拍手の嵐がすでに鳴り止まなかった。"Thank you!" と彼女が言った後、観客のオージーのおやじさんが、"Thank you for coming to the Under!"と大声で答えて、笑いのうずが会場に起こった。


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写真はRecital hall とYAMAHAのピアノの舞台セット。
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by gonzalesK | 2016-06-16 12:22 | Life in Sydney | Comments(0)

花冷え

2016年6月1日(水)

日本についたら、父も既にかぜを引いていた。ある友人とランチをしたときに、家中の人が風邪を引いているという話をした。そうしたら、その友人は、春の「花冷え」という言葉を教えてくれた。四季を豊かに表現する日本語は、どこまでも美しいと思った。

日本に到着して数日後の朝、止まらない咳に子どもは苦しんだ。オーストラリアでは、かぜぐらいでは医者や病院に行かない。しかし、このときばかりは、夫は「肺炎と喘息の可能性を除外したい」ということで、子どもを病院に連れて行くことにした。また、私の両親の「早く病院に行って診てもらいなさい。」というプレッシャーもあった。

両親「かかりつけ」で「おすすめ」の、最寄り駅近くの小さな病院の小児科に行った。2代目院長という医者は、子どもの喉を見たり、胸を聴診したりして、私たちにほとんど質問や説明をせずに、「では、血液検査をして、レントゲンを撮りましょう。」と言った。

私は、子どものかぜで、いきなり血液検査??レントゲン??とびっくりしながらも、医者が言ったことを、夫に直訳した。夫も医者が言った言葉を疑ったようで、「レントゲンをするということは、肺炎を疑う肺の音を聴取したってこと?さもなければ、子どもに有害 -harmful- なレントゲンは必要ないよね?僕に聴診器を貸してくれない?こんぶ、訳して。」と言い出した。私は、日本の医者のプライドを傷つけないように、-harmful-などという刺激的な言葉を除外して、手短に日本語に訳して伝えた。

医者は、肺炎を疑うような肺音はないよ、と言いながら、親切に夫に聴診器を貸してくれた。夫は、子どもの胸をじっくりと聴診し、「肺炎も喘息もないね。レントゲンは必要ないよ。”ウイルス性か細菌性によるかぜか”を診断するために、血液検査はしてもいいけど、こんぶどうする??」と夫は、私に意見を求めた。ウイルス性のかぜだったら薬はいらないってことを、私たちがreassurenceするために、血液検査はしてもいいのではないか、と私は答えた。私の一存で、子どもは人生発の血液検査を行うことになった。医者には、「レントゲンはいりません、血液検査はして下さい。」と伝えた。医者も、「オーケー」と、そこだけ英語で返答してくれた。

今回の日本滞在中、オーストラリアで加入してきた海外旅行保険の申請のこともあり、子どもは結局3回日本の医者にかかった。

夫の日本の医者に対する印象は、「3人のお医者さん、誰も(hisoty taking の基本中の基本である)子どものアレルギーの有無を確認しなかったね。」。

そして、「限られた時間で、たくさんの患者さんを診察しなければならないのは、わかるけど」とフォローをしながらも、「患者や子どもの親の話を、あまり聞かない。」で「すぐに血液検査やレントゲンの検査をしたがる。physical examination (視診、聴診や触診)に自信があれば、必要のない検査も多いのではないか。」。

オーストラリアは、その逆で、「患者の話をたくさん聞いて-history taking-に時間をかけて、physical examination して、お金のかかる検査をなるべくしない(笑)。」と夫は付け加えた。患者の話を聞いたり、physical examinationの基本は、コミュニケーションだ。オーストラリアででトレーニングを受けた医療者たちは、患者やその家族とコミュニケーションをとることの重要性を、徹底的に学んでいる。

これは、金儲け主義が絡む日本の医療システムに比べて、オーストラリアが国民皆保険システムで、なるべく医療費を抑制したいから、というのもある。しかし、不必要な検査や投薬をしないということは、患者にも利益があるわけで、win-winな効果があると私は思う。

父も数日後、「かぜがなおらない」と同じ病院に行って、解熱剤、去痰薬、咳止め、、、などと薬を袋一杯にもらってきた。日本では日常のその光景に、夫は2度驚いていた。


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写真は、秩父の芝桜
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by gonzalesK | 2016-06-01 15:11 | Holidays | Comments(0)

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